元ソニーの上席常務の天外伺郎さんが主催する天外塾にて、チームづくりや・経営について教わっています。
先日の天外塾では、私の精神療法の師匠であり、天外さんの親友・師匠でもある、神田橋條治先生の話が出ました。
神田橋條治先生は、精神科医として、高名な方です。若い頃は、「日本のフロイト」と言われ、精神分析学会で論争では負けなしで、キラキラ輝いていらしたようです。
天外伺郎さんが、初めて神田橋條治先生と会って話したとき、数時間、涙が止まらなかったようです。
優しさに包まれたのでしょうか、トラウマを治療されたのでしょうか、肩の余計な力が抜けたのでしょうか。
私も、そのように全ての方に接したいと、深く願っています。
昔、コロナ禍になる前は、神田橋條治先生のセミナーが東京でありました。
そのときのメモを読むと、今でも、目からウロコがボロボロ落ちます。
「多くの症状は、健康法」
→私は猛烈に仕事した後、たまに、腑抜けのようになって、仕事しにくくなることがあります。
それは、症状ですが、またそれは、消耗したエネルギーを養うための健康法でもあるな、と連想しました。
周りの方に対しても、同じように、共感的に接すと、衝突が減り優しさが広がるなと感じました。
「[△△じゃなくて、◯◯だ。]と教育したら、相手の魂が自分に支配されてしまう。[無意識の中のものを意識に出してあげて、また明確に意識に返してあげる]」
→こちらの考えを押し付けるのではなく、相手が以前から知っていることを上手く活用し、今、より行きやすくなるようにサポートする。
そうすると、相手の中で、自然に思想が育つので、相手がこちらに依存しにくい。また、思想同士の衝突もない。
同じ会社の職員と接する時も、ご利用者様と接する時も、医介連携のチーム医療としてケアマネジャーさんと接する時も、同じように、相手の考え方を大切にしていきたいと、あらためて感じました。