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高齢者の「転倒予防」3つの対策

高齢者様のサポートをしているとき気にかかることのひとつに、「転倒予防」があります。

今回は、ある程度歩ける方の転倒を減らすため、よく行う対策を3つ、ご紹介させて頂きます。

①まず、落ち着いて立つ練習をする

歩く練習をする前に、まず、立っている状態がふらふらしてしまうことがあります。
私も、寝起きの時や酔っぱらった時など、千鳥足になってしまいますが、認知機能が低下してしまうと、足元の感覚や集中力、覚醒度が下がってしまいます。
高齢者の方では、特に、ベッド上で長く過ごしている方など、立つときの感覚を忘れてしまうこともあります。
そのような方のリハビリは、まず、立つ姿勢を10秒→20秒と練習します。
その後、立ったまま左右に振り返る練習をし、片足立ちの練習をし、と、
丁寧に「段階づけ」をしてリハビリを行います。立つ姿勢が安定すると、歩行も安定しやすいです。

②足首の体操をする

ベッド生活が長くなると、歩く時に、脚を棒のように大雑把に動かしてしまうことがあります。
特に、足首を固めたまま歩いてしまうと、歩く時の体の少しの揺れにも、対応できず、転倒しやすくなります。
丁寧に足首を上に、下に、左右に動かす練習をすることで、より丁寧に歩くことができるようになります。

③筋トレをする

実際に筋肉自体が少なくなり、筋力自体が減ってしまうことも、転倒の原因となります。
ベッドに膝を立て仰向けに寝てお尻上げをすることや、介護者が抵抗をかけて脚を蹴りだして頂き筋トレを行います。

実際は、疾患や状態・意欲をみて①~③その他のトレーニングを組み合わせ、行います。

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